第19章 覚醒
階段の道中…
ケイト「カルマ…」
カルマ「ん?」
階段の道中、少し前を行くカルマの背を見ながら
ケイトは呟き、カルマはそれに振り向いた。
ケイト「…愛してる^^//へへ」
そう笑いながら、言い切った…
カルマ「!!//
…何で急に」
顔を真っ赤にしながら、尋ねると…
ケイト「いやぁ~。
私以上に、カルマを愛している人はいないなぁってさ^^
カルマの私への愛も負けるぐらいだろうね!^^(にかっ」
カルマ「カチン)…
俺の方が愛してる」
ケイト「私の方が愛してる」
二人『…』
その直後…
二人の間に、火花が散った。
渚「また…始めるのかな?;いたちごっこ;」
茅野「いつもの恒例行事だよね^^;」
それに苦笑する二人をよそに
ケイト「私の方が愛してる!」
カルマ「俺の方が愛してる!」
ケイト「何言ってんだ!!私なんかこれぐらい愛してる!」
カルマ「俺はその無限大乗愛してる!」
ケイト「私なんか、こ~んなちょっぴりの無限大乗よりも
もぉ~っと!もぉ~っと!!
もぉ~~~~と!!!ごぉん!!
愛してる;ぷしゅー」
親指と人差し指で小さく隙間を作って見せ
もぉ~っと!の言葉と共に、大きく両手を左右に広げていき
顔面が、頭上にあった岩にぶつかりながらも、そういった。
カルマ「っぷww
あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!^^」
ケイト「笑い過ぎだって!;本気で痛いんだからね!?;」
カルマ「あっはっはっはっはっ!^^(お腹抱え)
あーお腹痛い^^;可愛過ぎ//(目を瞑り微笑)
あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!^^」
ケイト「まったくもぉ~!;
笑い過ぎだって言ってるのに…;
…
くす(微笑)
(ずっと…
こんな瞬間が続けばいいと思った…
もっともっと…こんなことを…
じっちゃんとばっちゃんと父さんと母さんと…
一緒にやりたかった…
少しでもいい…
長く、こうしていたい
皆と笑っていられる瞬間を、少しでも増やしたい…
皆と笑う度、私は何度でも…
そう、想うんだ…
叶えられなかった、願いと想いの果てに…
それ以上に、今を…」
そう思いながらも…
最終的には、満面笑顔になり
小さな幸せな一時を過ごすのだった…