第19章 覚醒
ケイト「底なし沼!?
皆!
焦らず、普通に泳ぐんだ!!
水泳の授業を思い出せ!!!」
が…
茅野「普通に泳げるけど…
動きづらいね;抵抗が強いし;」
渚「そうだね;
どうせなら、もう少し水っぽい方がよかったね^^;」
カルマ「どうせなら
このまま試練を始めて
ぱっぱと終わらせてほしいんだけどなぁ」
ケイト「…へ?・・(ぽかーん」
三人『どうしたの?』
カルマ「鳩が豆鉄砲を食ったような顔をして(微笑」
ケイト「いや…
あまりにも、皆が冷静過ぎていたから;」
カルマ「そりゃあ…
何が起きても不思議はないって覚悟で行かなきゃ
絶対に飲まれるって思ってたからね(微笑」
渚「うん。
でも、いきなり底なし沼って言うのはちょっと…;」
茅野「でも、火あぶりよりはマシだよね^^♪」
ケイト「何でカエデはルンルン気分?;)
えっと…
とりあえず、扉まで泳ごうか」
その後…
『では、試練を始める。
力を持つにふさわしいかどうかは…
私自身で決める。
古墳の頂上まで、辿り着くがいい。
例え…何が起ころうとな』
その声は再び無くなり、静けさが戻った。
渚「これから、何か起きるってことだよね?」
茅野「上るってことは…
扉の目の前にあった階段のことを言ってるんだよね?」
カルマ「上るしかないってことだよね」
ケイト「私が先頭に」
三人『立たなくていいから』
ケイト「…え?」
カルマ「護られてばっかりじゃ嫌だって、解る?」
ケイト「…うん(こっくり」
カルマ「だったら
たまには、俺にも先頭を務めさせてよ^^
彼女も護れないで
一族の墓前に、彼氏として顔向けできないじゃん(微笑」
自分を、右拳の親指で差しながらカルマはいい
渚「僕も…同じだよ。
もう親友で、家族同然の仲でしょ?
だから…力になりたいんだ(微笑」
茅野「私も…
言いたいこと、全部言われちゃったけど…
ケイトちゃんのことが大好きだから…
力になりたい(微笑)
いいでしょ?(首傾げ」
そう尋ねてくる茅野に対し
ケイト「私だって、同じだ!(微笑)
だから…
皆と一緒に行こう^^」
決意を新たにそう言い
皆と共に、進むことを決めたのだった…