第19章 覚醒
ちなみに、ケイトはこれでも
ツッコミとボケの二刀流使いである。
(だからと言って、何だというのか…;)
ケイト「冗談だって^^;
まあ…生かし続けてくれていたのは解ったし。
少しでもいいから…
早く知りたいし、解りたいんだよ。
怒りに我を忘れた時の後遺症
力の覚醒による暴走の止め方とか、対処法とかをさ」
『ほお…
理解した上で来たか…
だが、なぜ大切な人を引き連れてきた?』
ケイト「…勝手についてきたんだよ。
心配だってさ…
だけど、護り抜く。
二度と、失うのは御免なんだ」
『そうか…
なら、護り通してみるがいい。
この先に、お前の知りたい答えが待っている』
その言葉の直後
広間の前に扉が出来、開いた。
カルマ「へぇ。
ただいうだけの人が何言ってるんだか(微笑」
渚「人じゃなくって神様だよ!;カルマ君!;」
茅野「ケイトちゃん、どうする?
また…発作が起きたりなんかしたら…」
カルマ「んー。
起こらないようにしているって言ってたけど
信じ切るわけにもいかないし…
ケイトが行くんなら
俺はケイトを護るためにも、ついていくよ(微笑」
ケイト「…どっちにしろ、それ以外に道はないんだ。
前に進むさ…
これからも、ずっと…」
渚「やっぱり…
ケイトちゃんは、怒ったとしても
どうしたとしても、ケイトちゃんだよね^^」
そう、嬉しそうに笑う渚に対し
皆もまた、微笑んだ。
ケイト「じゃあ、行こうか…」
そう、足を踏み出す皆だったが…
突如
足元が泥沼になった
四人『!!!??』
『では、入り口までたどり着いてもらおうか』
ケイト「くっ。
(こういう時は、水と風!」
ひゅお
ケイト「!!
弐式が…使えない?」
『弐式は、神の力を持った祖先の子孫の
誰もが使える技術。
今、ここで使えるのは…
生まれ持った体と、頭と、心だけだ。
辿り着け。
そして、証明してみせろ。
本当に、護り抜くための力を手にしたいかを…』
その声と共に
その泥沼は…底なし沼へと変わった…