第19章 覚醒
そうして…
歩くこと、30分
ケイト「ついちゃった…(ぽかーん」
渚「ここで、気を失ったんだよね?
十年前に。それから力を手に入れて…」
ケイト「うん。
神の力を身につけるための試練だか何だかで…」
『太古の神より選ばれし者よ…
我が懐に入るがいい…』
ケイト「そうそう!^^
こんな感じに声が響き渡ってさ♪
それから意識が急激に奪われていって
気付いたら、次の日の朝焼けになっていた」
茅野「ねえ…
これ、幻聴じゃないよ?;
私にも聞こえたし;(汗」
渚「僕にも聞こえたよ?」
カルマ「俺も聞こえたよ」
殺せんせー「私もです。
一体どういう意味で」
そう、殺せんせーが言葉をつづけようとした直後
四人の足元に、穴が空き…
ケイト「へ?」
がくん
ひゅ~!
『うわああああああああああああ!!!!;』
吸い込まれていった。
殺せんせー「みなさん!!?;」
殺せんせーが飛び込もうとするが、時すでに遅し。
その穴は、瞬く間に閉じた。
殺せんせー「…地下で、一体何が?
もしや、天之御中主神はまだここに眠って?」
『正確には…
今も、ここに居る。
我が血族が絶えるまで
この世にはいるつもりだ。
そして…
あなたは、人じゃない。
正確には…
人だったもの』
殺せんせー「にゅっ!?;(汗」
『マッハ20まで出せるあなたは
参加しないでもらいたい。
自分たちだけの力で…
人としての力だけで打ち勝つこと…
それが…
人として、最も優れているかを見出す
『試練』となる…』
殺せんせー「なるほど。
私と引き離すために
超常な力ではなく
自身の力だけで立ち向かわせ
その上で、見極めるためでしたか…」
『ああ。
お前は、そこで待っているか帰れ」
殺せんせー「帰るわけにはいきません。
私は、あの子たちの先生ですから(微笑)
すみませんが、帰って来るまで待たせてもらいますよ?
それがたとえ…
私が死ぬまでだとしても…
それが、私の責務ですから^^」
『…好きにするがいい』
そうして…
四人が帰って来るまで
殺せんせーは、待ち続ける決意をしたのだった…