第18章 異変
7月3日にケイトが倒れ
7月6日になっていた…
渚「まだ目が覚まさないなんて…」
茅野「目を覚まさせるためにも
もっと頑張らないとだよ?渚!(拳握る」
渚「…うん(頷く」
今の所…
30冊目まで、細かく読んでいた…
(1冊おきの分厚さ、35㎝)
殺せんせー「随分古びているので
マッハではできませんね;破れてしまいますし;」
渚「あ!」
茅野「何?」
渚「あったよ!
初代にも同じことがあったって…」
茅野「やったぁ!^^
それで、解決法は?」
渚「待って。きっと次のページに(ぱらっ)
?
えっと…白紙?;(汗」
茅野「え?…何で?」
殺せんせー「あぶり出しでしょうか?
しかし、かんきつ類のにおいもしませんし…
もしや…力が無いものには読めないとか;」
茅野「それ以前に
何で古墳時代に文字があるの?
書物なんて残ってないのに…」
殺せんせー「日本に漢字が伝来したのは弥生時代。
きっと…ケイトさんの一族は
それらを使って、文字を作り上げていたのでしょう。
文法も、今と変わらないほどに」
ケイト「その白紙は
神の力によって、隠されてるものだよ。
代々、神の力を持つ者しか
一族の当主しか、開封してはいけない。
そして…
その白紙を、文字のある紙へと戻せるのは
元々
それを白紙に見えるようにした『神の力』だけだってさ」
渚「!!」
茅野「!!」
殺せんせー「!!」
渚「ケイト…ちゃん」
ケイト「どしたの?
三人とも、まるでお化けでも見るような目をして(きょとん」
殺せんせー「無事…目を覚ましたんですね?;
皆、心配したんですよ!!
心配して死にそうになっていたんですよ!!;;(ぼろぼろ」
そんなケイトの肩を掴んで
涙まみれになる殺せんせー。
渚「良かった…;(微笑&涙目」
茅野「やったぁ~!^^」
渚「ちょっ!;飛び付いたら;」
ケイト「大丈夫だよ^^
カルマ、寝てたから置いて来たけど…
起こした方がいいみたいだね^^;」
苦笑ながらに言うケイトと
それを涙ながらに喜ぶ三人だった。