第18章 異変
渚「やっぱり…
ケイトちゃんは、どこまでいってもケイトちゃんだね。
人として、大事なものを
絶対に見失わずに
たくさん理解している(微笑」
茅野「頷く)うん^^
だから、天之御中主神の寵愛が
凄いんじゃないのかなぁ?(微笑」
杉野「そうに違いないな!^^」
そうワイワイと盛り上がる皆…
それを見ながら…
ケイトは、思っていた…
ケイト「…
こんな皆を見たいから…
こんな皆と、少しでも長く共にいたいから…
私は…
学校に来た…
いじめを受けに行く場所と思っていた、学校に…
家族がいる場所となった、学校に…
心で…
想いで…
繋がっている…
それこそが…
人として、最も大事な所…
とても純粋で、心地よくて…温かい…
だから、もっと一緒にいたい…
だから、もっとたくさん皆といろんなことをしたい…
だから…
今、すごく幸せだと感じられる…
大好きな、掛け替えのない皆といられる
この時だから^^)
^^」
カルマ「何一人で笑ってるの?
笑いだけでも拾い食いしたんじゃない?(にや」
ケイト「してないよ!;
なんて失敬な!!(ぷんぷん」
茅野「まあまあ。
悪気あって言ってるんじゃないだろうし^^;」
ケイト「そうだね…;
まあいいや。
皆!
午後の授業終わったらさ
一緒に帰ろう!^^
(発作の原因は…
本当はもう、解ってる…
殺せんせーと同じで…
私の命も、そう長くはもたない…
こんな力の使い方をし続ければって話だけれど…
でも…
この時だけでも、大事に過ごしたい…
それだけで…いいんだ…
それだけで…」
そう思いながら、皆と一緒に微笑むケイト…
そうして…
帰り道の、木漏れ日の中…
皆と共に、笑って話し合いながら帰っていた…