第18章 異変
医者「それがですねぇ;
検査の結果ですが、異状はありませんでした」
ケイト「ほら!
だから言ったじゃん!
検査に異常はない!
あったとしても…
突拍子もないことを言う所だけだ!!」
カルマ「自覚あったんだ」
ケイト「応答早いよ!;」
医者「とりあえず
安静にするよう心がけて下さい。
運び込まれてきた時も
今も、薬の効果が現れませんでしたし」
ケイト「了解です!
今日は皆でバスケをして
思い残す事が無いよう尽力します!!(敬礼」
烏間「やるなと言われた矢先にするな!!;」
ケイト「あれ?何で烏間先生居るの?
殺せんせーが迎えに来るなら解るけれど。マッハだし」
烏間「マッハだと体に負担がかかるといい伏せて
強引に来た。俺が送る。来い」
ケイト「えー;
じゃあ…今頃、殺せんせー泣いてるじゃん;」
烏間「…そうだな。
だが…早めに帰るに越したことはない。
あいつのことだ。必ずぼろが出る」
ケイト「…言えてるかも;」
カルマ「…じゃあさ。
学校行って、皆の顔を見てから休めば?」
ケイト「うん!^^
そうするよ(微笑」
そうして…
学校へ行くと
がらっ
ケイト「こんちゃぁ~!!」
『何で来てんだ!!!!;』
ケイト「あれ?;
来ちゃいけなかった?;」
前原「いや;そうじゃねぇけど…;
一昨日、悪かったな;
信じてやれなくて…
それだけ、言えなかったのが心残りでさ;」
気まずそうに頬をかく前原。
ケイト「何言ってんの~?(怪訝な顔になる)
誰だって、疑う時は疑うし
信じれなくなる時なんてあるさ。
そんなこと気にするよりさ…
皆でもっと、楽しいことをしようよ^^」
前原「…ふっ。ああ!^^
そういう所、全く変わらないよなぁ^^♪(微笑」
そんなケイトに
腕を回しながら言う前原。
ケイト「当たり前だろ?
誰だってやることだ。気にしなくていい。
ただ…
皆と一緒にいられるだけで
本当に、恵まれているんだからさ(微笑」
そう微笑み
今までの波乱に満ちた日々と経験を思い浮かべながら
ケイトは…遠い目をしていた…
それまでの道のりが
どれほど険しく、急であっても…
そのおかげで、掛け替えのない皆と会えた
今という瞬間の喜びと共に…