第18章 異変
その後…
ケイトが、その日中に起きることはなかった…
次の日の朝
渚「ケイトちゃん…(ぼそ」
机を見ながら、思わず呟く渚に対し
思わず、皆もまた見ていた…
結局、カルマもまた来ていなかった。
殺せんせー「ではHRを始めます」
前原「なあ、殺せんせー」
殺せんせー「にゅ?」
前原「ケイト、どうなったんだ?」
殺せんせー「え…えぇ~と;」
汗を流しながら頭をかく殺せんせー…
というのも…
昨晩、病院。
烏間「いいか?
あいつのことは言うな」
殺せんせー「にゅや!?;
なぜですか?皆さんもきっと心配して」
烏間「…あいつ、血液型は何か知っているか?」
殺せんせー「?
ケイトさんの血液型は、A型でしたよね?」
烏間「ああ。
だが…他の人の血液には拒絶反応を示した」
殺せんせー「!!」
烏間「おそらく…
血などによる遺伝なのだろう。
普通の人ではないあいつを
普通の人と同じ枠で測ってはダメだ。
ましてや…
鎮静剤や、薬剤が全く効かないほどの
激しい動悸、呼吸困難、ひどい汗…
ただでさえ、苦しみ方が尋常じゃなかった…
あんな状態を知ることを…
あいつは望まないだろう」
殺せんせー「にゅ…;」
烏間「だから頼む…
あいつのことは、もう大丈夫だと伝えておいてくれ」
殺せんせー「…もし
また、あの発作を起こして倒れたら?」
烏間「…その時は
俺たち防衛省が、責任を持って
また、確実に信頼のできる病院へ送る」
そして現在…
殺せんせー「…」
前原「もしかして…
まだ目が覚めてないんじゃ?」
茅野「教えてよ!
あんな苦しみ方、初めて見たし…
気になるよ…」
不安そうな顔をする皆に対し…
殺せんせーは…
殺せんせー「大丈夫ですよ^^
実は今日、目を覚ましました(にこっ」
茅野「ホント!?」
前原「よっしゃぁ!^^(拳握る」
そう答えたことで
皆は喜びにあふれ、ワイワイと盛り上がっていた…