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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第18章 異変




半分机に体を預けたまま

ケイト(皆に…心配かけるわけには…)


外に出ようと、無理やり体を立ち上がらせるケイト…


殺せんせー「にゅ?

ケイトさん、席について下さい。


当てたのはあなたじゃありませんよ?」


その言葉に対し、反応を見せる余裕などなく…

ケイト「くらっ)…」

ばたっ


そうして…

意識を手放した体は、床へと崩れ…


カルマ「ケイト!?」

落ちる前に、ぎりぎりカルマに受け止められた…


渚「何で…

検査で、異常がなかったはずなのに」


殺せんせー「とにかく病院に連れて行きます!」

未だに汗だくで、
ひどい動悸、呼吸困難の状態のケイトを

抱き起こしながら、病院へ連れて行こうとする殺せんせー。


その直後、飛ぶ瞬間

強引にカルマが殺せんせーの服を掴み、共に飛んでいく…


その間…

渚「カルマ君…」

杉野「どういうことなんだよ?

ケイト、何であんな風に!」


律「…予測として、一つだけ考えがあります」

渚「え?」
茅野「それって何?」


律「…神の力を使ったことによる反動です」

前原「それは今更じゃね?」

磯貝「だけど…
そう考えれば納得がいくかもしれない」

三村「どういうことだよ?」


磯貝「…神の力は、元来神以外は使えないもの。

人間が使えるような次元じゃない。


つまり…

ケイトの人間の構造をした体が、

神の力に耐えきれてないのかもしれない…」


前原「じゃあ、なんで初代は大丈夫だったんだよ」

磯貝「ん…それは解らないけれど」


律「何が原因で生じているか…

それはおそらく…
天之御中主神の送り続ける力を放出し切れず

使い過ぎではなく、使わなさ過ぎにあるかと…」

茅野「?どういうこと?」

渚「そうか…

天之御中主神からの寵愛を受けているということは

その分、受け取り続ける力も強大…


イトナ君の件があるまで

体のことも踏まえて、押さえていて


つい最近になって

それを踏まえずに
ただ、護るために与え続けていたのだとしたら…」


そう予測する渚…

ケイトの方は大丈夫なのかと心配する皆…


しかし…

事態は、悪化の一途を辿っていたのだった…

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