第17章 才能の時間
渚「確かに次やったら、僕が負けます。
でも、はっきりしたのは
僕らの担任は殺せんせーで、
僕らの教官は烏間先生です。
これは絶対譲れません。
父親を押し付ける鷹岡先生より
プロに徹する烏間先生の方が、僕は温かく感じます」
その言葉に、はっと反応する烏間先生
渚「本気で僕らを強くしようとしてくれてたのは、感謝します。
でもごめんなさい。
出て行ってください(お辞儀」
そう、渚は鷹岡先生に頭を下げる。
それに歯ぎしりする鷹岡。
ビッチ「じゃあ、私は?」
竹林「僕らのビッチ、です(キラン」
ビッチ「殺す!(白目」
殺せんせー「教師として一番嬉しい瞬間は、
迷いながら自分が与えた教えに
生徒が、はっきり答えを出してくれた時です。
そして烏間先生、
生徒がはっきりと出した答えには
先生もはっきり答えなくてはなりませんねぇ」
鷹岡先生が生徒に襲いかかろうとした時、
烏間先生が前に出て、その顎に肘打ちを食らわせ
その上体が地面に着くよう倒させた。
烏間「身内が迷惑をかけてすまなかった。
あとのことは心配するな。
今まで通り、
俺が教官を務められるよう、上と交渉する」
倒した直後、そう生徒たちへ言う烏間先生へ
『烏間先生!!(微笑』
生徒たちは全員、嬉しそうにその名を呼んだ。
鷹岡「やらせるか、そんなこと!
俺が先に掛け合って…」
烏間先生にぶっ飛ばされて、起き上がる鷹岡先生
「交渉の必要はありません」
そんな時、声がした。
声がした方向を見ると…
そこには、理事長先生がいた
理事長「新任教師の手腕に興味がありまして、
すべて拝見させていただきました。
鷹岡先生、あなたの授業はつまらなかった。
教育に恐怖は必要です。
が、暴力でしか、恐怖を与えることが出来ないなら
その教師は三流以下だ。
解雇通知です(微笑」
鷹岡先生の口の中に解雇通知を押しこめ、こういった