第17章 才能の時間
鷹岡「何を言ってる?
お前のようなやり方じゃ甘すぎるんだよ!!」
どごぉっ!!
ケイト「がはっ」
土手のようになってる部分の土へ
ケイトは、思いっきり叩きつけられた…
人体の急所…心臓へ
右拳を、深々と叩きつけられて…
鷹岡「んー?もう終わりか?」
そう言いながら
そんなケイトへ歩み寄っていく…
鷹岡「終わりだってんなら
父ちゃんからいくぞぉ~?(右拳ぐるぐる」
残り5mの距離になった時
倉橋「やめて下さい!!」
両手を広げながら、鷹岡とケイトの間に入って叫んだ。
鷹岡「ん?」
倉橋「ケイトちゃんを、これ以上傷付けないで!
それ以前から、深い傷抱えてるのっ!!」
鷹岡「おいおい
それとこれとは関係ないだろぉ?
邪魔するってんなら」
片岡「私たちからもお願いします!」
鷹岡が倉橋へ近寄った
次の瞬間には
皆が、合間に割って入っていた。
鷹岡「!」
片岡「私たちにとっても
ケイトは『大事な存在』なんです!!」
ケイト「!」
中村「そういうことをするってんなら
私たちだって黙ってないわよ!!」
『そうだそうだ!!』
そんな光景に、あっけにとられる鷹岡。
ケイト「なん…で?げほっ」
渚「大丈夫?ケイトちゃん(汗」
ケイト「ああ…大丈夫」
矢田「ケイトが教えてくれたでしょ?^^
『私たちは、大事な家族だ』って…
私たちだって、同じなんだから(微笑」
ケイト「っ(ジーン」
そんな温かい言葉と
千葉「大丈夫か?」
奥田「救急車呼びますか?」
そう、心配そうに…
優しく声をかけ、そっとさする人たちに
ケイトは涙を浮かべ
その涙は、次々に零れ落ちていった…
確かな繋がりと
確かな想いと共に…
今まで、歩み続けてきたのだと…
深く、強く、感じ取りながら…
E組の皆もまた、同じように感じていた…