第17章 才能の時間
殺せんせー「私の目を離した隙に
何をやっている!?(真っ赤怒り」
鷹岡「ふっ。
文句があるのか?モンスター。
体育は教科担任の俺に一任されているはずだ。
そして今の罰も、立派な教育の範囲内だ。
短時間でお前を殺す暗殺者を育てるんだぜ?
厳しくなるのは当然さ。
それとも、何か?
多少教育論が違うだけで、
お前に危害を加えない男を攻撃するのか?」
ケイト「…違うだろ…」
鷹岡「ん?」
ケイト「家族って…
そういうのじゃないだろ?」
鷹岡「何かあるのか?」
ケイト「こんなやり方、間違ってる!
恐怖を与える父親が、どこにいるよ?
痛みや苦しみを与える父親が、父親なのか?
少なくとも…
私が、その背から学んだ父親は違う…
家族を護る一家の大黒柱が
大事な一家を傷付けて、何が父親だ!!!」
茅野へ神崎を預け
立ち上がり、鷹岡へ指さしながら
ケイトは怒りを露わに、鷹岡へ叫んだ。
鷹岡「ほお…
じゃあ、拳と拳で語り合うか?」
ケイト「当たり前だ!!!!
私の大事な家族を傷付ける奴は、全員敵だ!!!!!(くわっ」
その声は、どこまでも響き渡り
ケイト「ぶっ潰してやる!!!!!!」
その額には、血管が浮き出ていた…
烏間「怒りに我を忘れるな!」
ケイト「黙れ!!(ギリッ)
死んでも許さねぇ…
お前にとっちゃ、傷付けていい家族でも
私にとっちゃ…(歯ぎしり)
全員、傷付けさせたくない家族なんだよ!!!」
烏間「冷静さを欠いている…」
鷹岡「いいぜ(微笑)
ちょうど、お前の言う
甘っちょろい風月流も知りたかったところだ…
ま、そんなのを教えた
お前の父親なんざ、たかが知れてるがな」
ぶちっ
その直後…
何かが、切れた音が響いた…
渚「ケイトちゃん…」
それと同時に
凄まじい風が、怒りに震えるケイトを取り囲んでいた…
鷹岡「かかって来いよ(微笑」
ケイト「ギン)くそ野郎がぁーっ!!」
どごぉん!!!