第16章 球技大会の時間2
カルマ「あきらかにバッターの集中を乱してるけど、
さっきそっちがやった時、審判は何も言わなかった。
文句ないよね?理事長(微笑」
そうカルマが聞くと、理事長は動揺せずに言った。
理事長「なるほど。
よく考えたが、こざかしい)
ご自由に。
選ばれたものは
守備位置ぐらいで、心を乱さない(微笑」
カルマ「へぇー、言ったね?
じゃあ、遠慮なく」
カルマと磯貝は
バッターの間近まで近づき、その場に立つ。
バットを振ったら、当たりそうな距離で…
前身所か、0距離守備だった
思わず、ぼう然と
目を点にする進藤に対し
カルマ「気にせず撃てよ、スーパースター。
ピッチャーの球は、邪魔しないから(微笑」
カルマはそういう
ケイト「かっこいいよ、カルマァ~!
ひゅ~ひゅ~!♪(両ポンポン振る」
カルマ「サンキュ(微笑&軽く手を振る」
理事長「ふふっ。
くだらないはったりだ。
かまわず振りなさい、進藤君。
骨を砕いても、打撃妨害をとられるのはE組だ」
黒く微笑みながら言う理事長。
進藤(なめた真似しやがって!
大きく振ってビビらせりゃ、引くに決まってる!)
杉野の打球に、大きくバットを振る。
だが、バットを振る寸前に二人はかわした。
理事長(ほとんど動かず、かわすとは…)
少し驚いたように理事長は思う
殺せんせー「二人の度胸と動体視力は
E組でもトップクラス。
バットをかわすだけなら、バントより簡単ですね(微笑)
あーん。ぱくっ(もぐもぐ」
ねるねるねるねを食べながら、殺せんせーは言う
ケイト「かっこいいぞ
二人ともぉ~!^^(両ポンポン振りまくる」
茅野「どう応援したらいいのか解らないよね;」
女子たち『頷く)うん;』
応援するケイトに対し
女子たちは同じように思ったが…
カルマは、さも嬉しそうに満面笑顔で…
ケイトへと、軽く手を振り返していた。
茅野「手が出し辛い;」
それに女子たちは、こくこくと頷くのだった…