第16章 球技大会の時間2
進藤が大きくヒットを打ち、2ベースヒット。
理事長(ありがとう、殺せんせー。
私の教育に協力してくれて…
小細工だけで勝とうする弱者たちと
それをたやすく防ぐ圧倒的強者。
生徒達は、どちら側になりたいと思うだろうね?)
そう思いながら微笑む理事長
E組の攻撃となるが、
洗脳された進藤は、ものすごい威圧感で投球をする。
そのため、E組の攻撃が入らず交代。
野球部が追い付くまで、あと1点。
「橋本君。手本を見せてあげなさい」
橋本は、E組の攻撃と同じようにバントをした。
その為、E組は動揺し、一塁を許してしまう
理事長(野球部が素人相手にバントなど、
普通なら見ている生徒は納得するまい。
だが、君たちが先にやったことで
やる名分を作ってくれた。
手本を見せてやるというね)
そう理事長が微笑む中、ノーアウト満塁…
E組は、絶対絶命の状態に陥っていた。
そして、次のバッターが
あの進藤だった。
進藤「踏み潰してやる…杉野おおおお!!」
ケイト「よだれ垂らして気持ち悪いね」
『いや、問題そこ!!??;』
カルマ「ぷっw
(何言ってんだかw(微笑」
そう微笑む中…
殺せんせーは、カルマへ声をかけて来た。
殺せんせー「カルマ君
さっきの挑発が活きる時が来ましたよ」
そういうと、カルマくんは殺せんせーの意図が分かったのか
カルマ「ああ。なるほどね…(微笑」
とつぶやき、マウンドへ歩いて行った。
杉野「やっぱり進藤は敬遠するしか」
杉野たちが
進藤の相談をしていると、カルマがやってきて
カルマ「おーい、監督から指令」
試合が再開すると、
実況はE組の布陣に驚きを隠せない
「さあ!試合再開!ですが…
こ、この前進守備は!?」
進藤の真ん前に
磯貝とカルマが、突っ立っていた。