第15章 番外編:GWの時間
カルマ「本因坊って、結構有名だよね。
で、婿入りしたんだ?ケイトのばっちゃんに」
ケイト「呼び方までマネしなくてもいいんじゃ;)
うん^^;」
ケイトちゃん…
心中がバレバレだよ…;
渚「それにしても…
滝があるなんて、凄いね」
茅野「頷く)うん!^^
自然って感じがするよねぇ…
人工のものかまでは知らないけれど」
そして…
風呂に入る前に、塩サウナで汗かいて
それから体洗って、風呂に入ったんだよね。
茅野「卵形のプールなんて初めて^^♪」
ケイト「私も初めてだよ^^
ばっちゃんから聞いたんだけど、来てよかった(微笑」
そうして…
たっぷりつかった私たちは
満足して、あがった。
それで、気になってたことを
聞いてみようとしたんだ。
茅野「ねえ…
そのじっちゃんとばっちゃんは
どうやって知り合ったの?」
ケイト「それがさぁ…
ばっちゃんが東京から
たまたま狭山池に来ていたんだって…
最古のため池ってことで
行基が改修したってのもあって
興味が出て、歩いていたんだって…
そんな時、出会ったんだってさ。
池を見ながら
その風景にたそがれている、じっちゃんに…
で…
それがまた、悟りでも開いたかのような感じでさぁ…
生きる道に関しても語っていたんだ…
『始まりばかりが、この世にはある。
終わりかと思えば、それは違っていて…
それは、ただの一つの区切りに過ぎない。
だから…終わりなんてない。
精一杯、ありのままに生きなさい^^
自分の命に、区切りがつくまで…(微笑』
それが…
殺されたじっちゃんの口癖だったんだ」
茅野「素敵なじっちゃんだったんだね^^」
そう笑いかけると
ケイトちゃんは、顔を曇らせていた。
それが…何でなのか…
その時の私には、解らなかったんだ…
あんな
残酷な方法で、祖父母が殺されたことを…