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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第15章 番外編:GWの時間




ひゅぅう~

どぉんっ!!


ケイト「不運なことって

不運続きだって言われれば、それまでだけど…


それだけで終わらせちゃいけないって思うんだ…


運がいいって…

その聞こえが良くっても…


そのせいで、辛い思いも一杯した…


死んでた方が楽なはずなのに…

私だけ、生き永らえてしまった…


こんな思い、誰にも味あわせたくないし


そのために、自分だけ苦しんで

周りがそうならなければなんて思ってた…


でも…

それは違うって、解ったんだ…


人の憎しみや悪意とか

色んなものぶつけられてきた…


いじめられてた時なんて、数え切れない以上に…

毎日、一年間も…ずっと…


けれど…


それだけじゃ終わらないから、人だって…


それだけで決めつけてたら…


それだけで

こうだからこうなんだって

意固地になってたら…


誰も、幸せになんてできない…


あんな笑顔を…

見ることが出来ないのは…

もっといやだから…


その一瞬一瞬が、もっと…

光輝いて…笑顔でいて欲しいから…


私は…変わらないといけないって思った…


まだまだ、至らない所もあるだろうし…


それを完璧に出来るなんて思えない…


それでも…

少しでもいい…


心の奥底に溜まり続けてる暗雲を…

ずっと溜め続けるなんて言う…

あんな苦しみを味あわせたくなんかない…


そして…

カルマが、そんな私を助けてくれたみたいに…


私も…暗雲から…

闇から、助け出したい…


その輝いた時は、永遠じゃないけど…


少しでもいい…

助けになって欲しい…


そんな風に想って、生きていくしか出来ないんだ…


私は…ずっと、そんな風にしか考えられないし


それ以外の生き方は、絶対できない…


ただ…そうありたいんだ…


父さんが、母さんが…


そうやって、私が生き続けていくことを

支えてくれたようにさ…」


そう語り出された想い…


そんな中、花火は僕たちを照らす…


ケイトちゃんの言う…

輝かしい、昔の想い出のように…


温かく…

何も言わない僕らを、優しく包み込んでいた…

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