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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第14章 球技大会



理事長「瞬間的に

ジャンプ力を上げる方法がある。


例えば

最高到達点など、
片腕で最高点にタッチするようなジャンプの場合、

伸ばした方の脇を
腕が伸びると同時に、一緒に伸ばしてやれば高くなる。

普通の人は、このように脇を伸ばしたことで
腕が高い位置に到達するような使い方をしていない。


また、下半身だけでジャンプするのではなく

上半身のバネ
すなわち『背骨の伸縮』を利用して、ジャンプすると

その場で、ジャンプの位置は上がる。


上半身のバネが
先にジャンプをしてくれるので

下半身の重さが軽くなり、下半身のバネが働くので

ジャンプの数値は最大になる。


つまり、彼女のジャンプは

頭からつま先まで
まるでスプリングのバネになったような使い方で

ジャンプをしているということだ。


それに加え、

先ほど言っていた『筋肉のジャンプ』方法と

『バネのジャンプ』方法。


それらの両方を、同時に

プラスではなく、掛け合わさるよう

タイミングよく、完璧に働かせている」


寺下「なるほど。

だから、142.9㎝も跳べるのですね」


理事長「ええ。

ランニングジャンプは
スピード+片足の筋力で跳ぶのに対し

走るスピードをジャンプに変換しやすい分

走るスピードが前方に逃げるのと
片足の筋力だけが関わり、マイナス面もある。


だが、ケイトがしている両足跳びは

スピード+両足の筋力+腕の振り+背筋で跳べ

技術的に難しいが、上手くなると高く跳べる。


それも…全てが噛み合うように

それらの動き全てを、0.1秒以内で実行しているのも

要因の一つでしょうね(微笑)


それを押さえ込めるかどうかは…

彼女たち次第です」


そう、部員と、E組を見る理事長…


その頃には、ケイトがブロックに跳んでいたが…


その直後、外側にいるSGにパスを回し

手早いクイックリリースにより、スリーを決められた。

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