第14章 球技大会
ケイト「あの時…言ったよな?
絶対に、勝つって。
お前がしたかったバスケで
お前たちが築き上げてきたバスケで
私に、勝ってみせろよ…
正々堂々とな(微笑」
女子バスケ部『ゾクッ)…!』
そんな気迫十分に見つめるケイトに…
今まで
女子バスケ部を取り巻いていた、空気が変わった…
審判「ケイトさん、出れますか?」
ケイト「当たり前だ。
さあ、全力で暴れようぜ!!」
E組『おおっ!!(拳握る』
気合十分、気迫十分なケイトとE組に対し…
女子バスケ部は…少し、固まっていた…
自分のやったバスケは…
本当に、自分がしたかったバスケなのか…
自分たちが今まで、必死になって
築き上げ続けてきたものなのかと…
そして…
答えを見出した。
寺下「理事長…
すみませんが、ここは私の流儀でさせて下さい!!」
理事長「!」
望「私からもお願いします!!
負けたら、廃部にされてもいい!!
それでも…
皆で、築き上げてきたバスケで勝ちたいんです!!」
寺下「私は…
この子たちの築き上げてきたものを…
想いを、無下にしたくはないんです!
この試合の後、処罰は何でもうけます!!
責任は全て、私が背負います!!!
お願いですから…
彼女たちに、自分なりのバスケをさせて下さい!!!!
お願いします!!!!(お辞儀」
そう、理事長に頭を下げ
それと同様に、女子バスケ部も…
理事長に、頭を下げた。
理事長「これは…!
私の洗脳が…解かれた!?
そうか…
ケイト…
彼女には、私の洗脳が全く効かない。
純粋な、ひたむきな想い…
真っ直ぐな瞳、全てを受け入れる器…
今まで、その想いに懸けて
ずっと、頑張り続けてきた日々…
それらが…
私の洗脳を打ち破らせたというのか…)
ふっ(微笑)
(つくづく面白い。
私を、心から楽しませてくれる(微笑))
いいでしょう。
ただし、処罰は出さない。
彼女から存分に学び、全力でやりなさい。
椚ヶ丘中学校の
女子バスケ部の名に、恥じないように」
女子バスケ部&監督『はい!!!』
そう微笑みながら言う理事長に
女子バスケ部と監督一同は…答えた。