第14章 球技大会
ケイト「なあ…
殺せんせー…
私、どうしたらいい?
話すにしても
皆に辛い思いまで背負わせるなんて…
私には、耐えられない!!」
首を横に振りながら、涙を散らせ…
殺せんせーへ尋ねるケイト。
ケイト「ぐすっ;
こんな私が…生きてる限り
また、子孫が傷付けられて死ぬぐらいなら…
死んだ方が、よっぽどいい!!;
私が存在しているだけで
傷付けているのも同じなんだっ!!;(頭抱える」
頭を抱えながら涙をこぼす
殺せんせー「ケイトさん…」
ケイト「助けて…殺せんせー;(ぼろぼろ)
私…
もう、どうしていいのかもわからない;(ぽとぽと)
わからないよ…;」
しゃっくりを上げ、嗚咽と共に
最後の一言の時、床へ両膝をひざまずけ
両手を床についたまま、涙をこぼし続ける…
止まらない涙…
止められない想い…
全て、せき止め続けられてきたもので…
重く、濃く、何年分も貯め続けてきたものだった…
それに、
そっと寄り添うよう、近寄り
右触手で頭を撫で
左触手で軽く抱き寄せた…
ケイト「ひっく;うっ;」
殺せんせー「…」
そして、何も言わず
ただ、優しく撫で続けていた…
泣き止むまで、ずっと…
ケイト「ご…めん;
何でだろ;急に止められなくなって;
これも、アスペルガーの兆候なのかな?^^;」
少し落ち着き、涙をぬぐいながら
笑顔を無理やりつくろい、尋ねるケイト。
殺せんせー「アスペルガーであろうが
関係ありませんよ。
あなたは、あなたでしかない。
そのあなたの、個性なんです。
想いが高まったら、ぶつければいい。
ぶつけられれば、当然傷も負うかもしれません。
後々、後悔することにもなるでしょう。
しかし…
そうならなければ、得られないものがあります」
ケイト「え?」