第14章 球技大会
ケイト「あと、矢田さんだけど
パワーフォワードを、中村さんとこうたいごうたいね?
スタミナ切れそうになったら、無理せずに申し出ること。
それで機動力を減らすよりかはマシだ。
幸いなことに、E組はハンディキャップとして
交代は何人でも出来る上に、何回でも出来る。
3ピリオド30分、50点コールド勝ちを目指す!!
そのためにはまず
ファールをしないために必要なことを、全部教える!!
明日は、シュートの構えから
体の『力』の伝え方、流し方から全部だ!!
今は知識に関して徹底的にやるぞ!!」
律「あの、ケイトちゃん。質問ですが」
ケイト「何?」
律「NBA史上、
5つの項目全てで2桁を記録する
クィントプル・ダブル(quintuple-double)を達成した。
と、ケイトさんの項目にありますが
5つの項目とは何ですか?」
ケイト「それは、
ある試合で
1人の選手が、『得点』、
『リバウンド』、『アシスト』、
『スティール』、『ブロックショット』の
5つの項目の中で5つ、2桁を記録したことを意味する。
得点は、1人で取った得点。
リバウンドは、
自チームと相手チームのこぼれたシュートを
ゴール下で取った数。
アシストは
自チームに対して、得点となるパスをして
得点に成功したパス数。
スティールは
相手チームのパスやドリブルをカットして
ボールを取った回数。
ブロックショットは
相手チームのシュートを
ブロックすることに成功した回数。
相手の手から
ボールが離れた瞬間に、思いっきり叩くのがポイントだ」
茅野「10いくだけで難しいの?」
律「ケイトちゃんの場合、たった1人でしていました。
その上、防御も攻撃も完璧。
ですが本来、バスケは5人で行います。
しかし、5人を相手に
2桁を記録するだけでなく、全て50越えしていたことが
一番評価されることなのです」
茅野「そりゃNBA選手になれって言われるよ!!;
お爺ちゃん期待しまくるよ!!;(白目」