第14章 球技大会
ケイト「最後にセンター。
オフェンスにおいてはゴール近辺での得点、
あるいは、ゴール近くに相手選手を引きつけて
味方選手が得点するチャンスを作る役目を負う。
ディフェンスでは
ゴール近くで相手選手の得点を防ぐことが求められる。
相手選手のシュートボールを
手で直接防ぐブロックショットも
センターに期待されるプレーである。
そして、攻守において
リバウンド=シュートが外れたボールを得ることも
センターの選手に要求される重要な役割なんだけど…
ゴールに届くぐらいジャンプできるのって、
私しかいないよなぁ;
でも自分としては
ドリブルも得意だし、シュートも得意だし…
異例のセンターって事でいいか」
茅野「全部の役割できそうだよね^^;」
律「当時、全ての役割が一人でできていたうえで
NBA代表Best5選手を相手に、勝ったため
オールポジションと噂高かったそうですよ」
『流石…;』
ケイト「ゴール近くでのシュートは
長距離のシュートより成功確率が高いため、
ゴール近辺では自ずと選手同士の接触が増える。
そのため、肉体的な強靭さも
センターの選手には必要とされているんだ。
…私がするか(汗)
皆に怪我させたくないし、
私以上に力のある人いないし…
あと、ポイントガードだが…
倉橋さんや、カエデあたりが交代しながらかなぁ」
茅野「え!?何で?」
ケイト「小柄な分、低いドリブルは取られ辛い。
ドリブルを極めれば、相当速く鋭くなり
パス回しも素早く出来る可能性が大だからな。
身長が大きいと、その分リーチが長くなり
速く鋭く動きづらくなってくる。
身長が低いのは、弱点じゃない。
身長が高い人を相手にする時には、『武器』になる(微笑」
そう微笑みながら
二人の頭を撫でるケイト。
二人『了解!!』
それに二人は、嬉しそうに頷いた。