第14章 球技大会
矢田「スクリーンって?;」
ケイト「相手プレーヤーと過度の接触を起こすことなく、
相手プレーヤーの希望する場所への動きを
遅らせたり、範囲を制限するプレーのこと。
よく見るだろ?
両手を高く、広げながら
相手の動きに合わせて動くってやつ」
『二度頷く)あー』
中村「ピック・アンド・ロールって?」
ケイト「ボールハンドリングしている
=ボールを持っているプレーヤーをマークしている
ディフェンダーに対して、スクリーンを仕掛ける。
これを『ピック』と言う。
次に、ディフェンダーのマークを遅らせ、
ボールハンドリングしているプレーヤーの
移動の自由度を増すと共に、
スクリーナー=スクリーンをかけている人が方向転換し、
デフェンダーの進路を塞ぎ、自らのフリースペースへ動く。
これを『ロール』という。
そうして、パスを受けるプレー。
これら二つがあって成立するため
ピック・アンド・ロールと言われている。
バスケ部もそれを使ってくるかもだから
それに対する対策も考えながら、明日実技しよう」
『らじゃー!!(敬礼』
ケイト「ちなみに、ボックスアウトは
リバウンドに入る選手が、リバウンド好位置を保つために、
ディフェンス姿勢で対面している相手に対して
素早くターンして背中を向け足を広げ、
腰を落とした姿勢で体を使ってブロックし、
相手チームのプレーヤを押し出し、
リング近傍のリバウンドの好位置に入れなくするプレーだ。
リバウンドは、
ゴール下に落ちてくるボールをジャンプして取ること。
パワーフォワードは…
中村さんにお願いしようかなぁ。
ゴール下でのシュートは完璧に近いし、ジャンプ力もある。
バスケ部相手でも、いい勝負ができるはずだ」
中村「解ったわ(微笑&頷く」