第14章 球技大会
それは事実でも…
それで、パスとかまわしたり
アシストが出来なかったりするんじゃ、とか…
いろいろ考えてる内に…
今の私じゃ、絶対にガードとしてやってけない。
一人で、五人分の役割が出来ても…
絶対に、皆で
一つの流れを作り上げていくことが出来ない。
こんな状態じゃ…
いつまで経っても
NBAが毎日繰り広げる、芸術のような
美しく、強かなハーモニーを作り出せない…
それが…
私には足りないって解ってたんだ…
爺ちゃんも、それが解っていたのかもしれない…
それで、猶予期間として
オリヴァ婆ちゃんの仲介もあって
3年貰ったんだ。
私は日本人でもあるのだから
義務教育を受ける義務があるって説得したのもあってさ。
そうして…
通う中学を選ぶ日…
ケイト「ん〜。
ここから近い中学校って言ったら、椚ヶ丘中学だよなぁ。
でもなぁ…
私立だし、入試受けさせてくれるとは思わないし…
よし決めた!別の中学校にしよう!^^」
そう決めた時、チャイムが鳴り
一人の男がやってきた。
理事長「やあ^^君がケイトちゃんだね?」
ケイト「?;えっと…誰ですか?;」
理事長「私は、すぐそこの椚ヶ丘中学校の理事長
浅野 學峯(あさの がくほう)。
ある噂を聞いて、君のことかと思ってね^^
どこかの中学に行かせるくらいならと思って
スカウトに来たんだよ(にっこり」
ケイト「は?;わざわざ理事長が?;)
何か、私には
理解できないような考えがおありのようで;
すみませんが、私は公立に行きます。
これから手続きに行く所で;(溜息」
そう溜息をついた私に
理事長「そうか。残念だなぁ。
君の研究論文に関する、新しい見解の論文が纏められた
一冊の本を差し入れようと思ったんだが…
どうやら、君には不要だったようだね^^
今からでも入ってくれれば、あげようと思うのだが」
ケイト「入ります!行かせて下さい!!(キラキラ」
そうして
私は、椚ヶ丘中学校に入ったんだ」
皆『その性格、昔っからかよ!!!;』
話の論点が、違う方向へずれていってた;