第3章 赤羽業(あかばねカルマ)
カルマ「で、どうすんの?殴る?」
殺せんせー「殴りません!
残りを先生が舐めるだけです!そうペロペロと!」
そう近付いた直後
触手が解ける音がした。
(対先生用BB弾!)
カルマが予め床に広げたBB弾に
一時引っかかった先生を撃つが、全て避けられた。
カルマ「また引っかかった。
何度でも、こういう手を使うよ?
授業の邪魔とか関係ないし。
それが嫌なら、俺でも他の誰でも殺せばいい。
でも、その瞬間から
もうだれもあんたを先生とは見てくれない」
そう、自分から近付きながら
持っていたジェラートを、殺せんせーの服に押し付けた。
カルマ「ただの人殺しのモンスターさ。
あんたという先生は、俺に殺されたことになる」
ケイト「なるほど。そういう殺し方もあったんだ」
カルマ「はい、テスト。たぶん、全問正解」
それをスルーしながら
小テストを殺せんせーへ渡し
教室を去ろうと、カルマは
殺せんせーの横を通り過ぎようとした。
渚(カルマ君は頭の回転がものすごく速い。
今のもそうだ。
先生が先生であるためには
ある一定の一線があるのを見抜いた上で、
殺せんせーにぎりぎりの駆け引きを仕掛けている。
…けど、本質を見通す頭の良さと
どんなものでも使いこなす器用さを
人とぶつかるために使ってしまう)
ケイト「ダメだよ。
ちゃんと授業は、最後まで受けないと」
パシッ
皆が動かぬ中、服の裾を掴みながら言い切った。
((真面目&純粋過ぎ!!;))
カルマ「ねえ…
それ、なんていうか知ってる?」
ケイト「?」
未だ服の裾を掴んだままのケイトの手を取り
尋ねるカルマ。
カルマ「『余計なおせっかい』って言うんだよ、それ(睨」
ケイト「…」
ばん!!
寺坂「おい!こいつはそんなつもりで言ったんじゃn」
机を叩きながら立ち上がり、抗議しようとする寺坂
だが…その瞬間
ケイト「あ。そっか^^;
嫌な思いさせたか;ごめん;(お辞儀)
次からは気をつけるよ(苦笑」
苦笑交じりに謝りながら、その手を離した。
カルマ「…」
それに対し…
カルマの動きが止まった…