第12章 もう一人の転校生
シロ「ここの山の奥深く…
祀られていた祠の前で、気を失った。
その祠は…
神の力を受け継いだものしか、寄せ付けなかった。
そうすることで
風月流・参式、神化融合を身につけさせないために…
来たるべき時に
身につけることが出来るようにするためにも…
まさか、こんなに早く見させてもらえるとは」
イトナ「ご託はいい。殺す!」
シロ「早まるな、イトナ!」
イトナが触手で攻撃しようとし
それに手を差し伸べて叫んだが…
時すで遅し…
その触手は
ケイトへ触れる前に、消え去った。
シロ(浄化か!?
触れもせずに、放たれる力だけで!)
ケイト「神々の神=始まりの神…
0から、世界を作った神様だ。
確かに…私たち一族は
迫害されていたこともあった。
それでも…
大事なものを見失わないでいられた。
A組のままだったら、できなかった。
他でもないE組だから
皆が居る、暗殺教室だから学び得た。
いきなりぽっと出でやってきたお前らなんかに
誰が殺させるかよ。
E組の皆も含めて、全員で殺せんせーを殺すんだ!(きっぱり」
殺せんせー「殺したくないんじゃなかったんですか!!??;」
『何でターゲットが一番ショック受けてんだ!!;』
ケイト「…悪いけど
ここは引いてくれないか?
勝ち目はないの、解ってるだろ?」
イトナ「…勝てない?
…負ける?…誰が…
誰が負けるかぁーっ!!!!」
怒りと共に襲おうとするイトナ。
それにケイトは
手をかざし、白い光で押さえた。
シロ(イトナに使おうと思ったが…仕方ない)
それに、銃を撃とうとするシロ。
に対し…
ドックン
ケイトの体が、脈打った…
ケイト「かはっ」
シロ「?」
ケイト「ぐっ;あっ…;」
胸を押さえながら、イトナを離し
ひざまずくケイト…