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非日常パラダイス・第一部 【暗殺教室】

第12章 もう一人の転校生



殺せんせー「先生の抜け殻で包んだから、
ダメージはないはずです。

ですが、君の足はリングの外についている。

先生の勝ちですねぇ。
ルールに照らせば、君は死刑。

もう二度と、先生を殺れませんね」

緑と黄の縞模様になる殺せんせー。


その言葉に、イトナが怒りながら睨む。


殺せんせー「生き返りたいのなら、このクラスと一緒に学びなさい。

性能計算では簡単に計れないもの、それは経験の差です。

君より少しだけ長く生き、少しだけ知識が多い。

先生が先生になったのはね、
それを君たちに伝えたいからです。

この教室で
先生の経験を盗まなければ、君は私には勝てませんよ」

殺せんせーがそう諭すと…


イトナ「勝てない…俺は…

弱い!(睨む」


それを見ていたシロが呟く。

シロ「まずいな…。
イトナは大の勉強嫌いだ。

勉強嫌いの子供に対して説教すれば、
ジェノサイドが吹き荒れるぞ」


原「黒い触手!」

前原「やべぇ!きれてんぞ、あいつ!!(汗」


イトナ「俺は強い…

この触手で、誰よりも強くなった。

誰よりも!」

イトナは殺せんせーに向かっていくが


どごぉ!!


どしゃぁ!!


ケイト「次は私とじゃなかったか?」

シロ(撃つ手間が省けたか?

いや…今のは、大分加減された攻撃だ)


突っ込もうとするイトナに対し


その刹那、ケイトは首筋を掴むと同時に

地面へ叩き付けるように掌底を食らわせていた。


ケイト「殺せんせー。

やっぱり、両利きっていいね^^


運動に関しては…

ハッキリ言うと、組織が完全に元に戻るまで

あと、一週間ほどかかるんだってさ。


でもさ…

やっぱ、私自身の…」

拳を握りながら、震えるケイトと

それを凄まじい勢いで、風が嵐状に包み込む。


ケイト「一族のことを、勝手に語られるのは…

知った風に言われるのは…我慢ならねぇよ(ギンッ」


その眼は…

どこまでも、怒りで満ち満ちていた…


先祖たちも、祖父母も、両親も…

会ったことも無いのに、知らないのに


まるで知ってるかのように勝手に語られる…


それが…我慢ならなかったようだった…

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