第12章 もう一人の転校生
その後…
軽く、眉間に皺を寄せながら
カルマは、苦しそうな顔をした。
カルマ「…大丈夫だよ。
今度は、俺が護るから。
あんたが、小さい時にも
今になっても護ってくれたように…
俺も、何があっても…
ケイトを、護り抜くから…」
真剣な顔をしながら
ケイトの頭を、自身の頭へと引き寄せながら
カルマは誓った…
眠りにつく唇に、自身の唇を重ねて…
何年経っても変わらぬ、月明かりの下…
また会いたい。そして…今度は、自分が護りたい…
そう誓った、あの頃のように…
そうして、現在
律「とってもロマンチックな話ですね!^^//(キラキラ」
ケイト「カルマ…
大丈夫だよ!私もカルマを護るから!!(きっぱり」
渚「いや;
そういう答えが聞きたいんじゃないと思うよ?;」
カルマ「いや、それでいいよ。
その方が、ケイトらしいし(微笑」
そう微笑みながらケイトを見るカルマ
それに…
心底惚れあっているんだなぁ。
と思う、皆であった。
そうして、放課後…
ビッチ「机のリング?」
烏間「あぁ、まるで試合だな。
こんな暗殺をしかける奴は初めてだ」
ビッチ先生と烏間先生がそう言い
シロ「ただの暗殺は飽きているでしょう?殺せんせー。
ここはひとつ、ルールを決めないかい?」
イトナのそばにいたシロがルールを提案する。
シロ「リングの外に足がついたら、その場で死刑。
…どうかな?」
杉野「なんだそりゃ、負けたらだれが守るんだ?
そんなルール」
そう杉野が言うが、カルマが口を開く
カルマ「いや
皆の前で決めたルールを破れば、先生としての信用が落ちる。
殺せんせーには、意外と効くんだ。その手の芝居」
殺せんせー「いいでしょう。
そのルール、受けますよ。
ただし、イトナ君。
観客に危害を加えた場合も負けですよ」
殺せんせーは了承し、イトナとの勝負が始まるのだった…