第12章 もう一人の転校生
その後…
カルマ「…;ケイト、布団はあっちでしょ?(苦笑」
それに思わず、カルマは引きはがそうとする。
カルマ(こんな風に胸を押し付けられたんじゃ
俺の理性が、絶対に耐えられない;(汗))
ケイト「カルマと一緒に寝たい~」
胸に顔をうずめたまま頬ずりするケイトに…
カルマ「ピクッ)
(もしかして…
あんなことがあって、殺されかけ続けて…
人と触れ合うことなんて、久しぶり過ぎるから…
ひと肌が恋しいんじゃ?)
…ケイト」
それに関しては、皆も同じことを思ったようで…
茅野「じゃあ、私たちも布団に入って寝ようか(微笑」
片岡「男とは別の大部屋でね(微笑」
中村「ま、襖は取られてるわけだけど
違う大部屋ってことでいいんじゃない?」
そうして…
女子たちは気を利かせて布団に入り、先に寝てくれた…
カルマ「ケイト…
胸が当たって、俺の理性綱渡りなんだけど;(汗」
ケイト「カルマ…
カルマだったら、絶対大丈夫だよ^^
今まで会った、誰よりも大好きだし…
誰よりも、私に寄り添おうとしてくれた。
誰よりも、私の奥にある…
本心とか、色んなものを見ようとしてくれた。
だから…
誰よりも信頼出来る、カルマだから…いいよ…
何されても、大丈夫だって…
思う…から…
すー(微笑」
多少、とぎれとぎれになりながらも
必死に紡ぐケイトは、眠りにつき始めた。
カルマ「…ふっ(微笑)…
本当に…ケイトは変わらないな…
そういう風に、どこまでも真っ直ぐな所も…
本当に…
助けられなかった…
護れなかった俺を、責めてもいいのに…
ケイトなら、きっと悪くないっていうんだろうね。
私にも、非はあるって言ってさ(微笑)
解ってる?…
そういうケイトだから、俺は惚れたんだよ?」
そう微笑みかけるように笑いながら
ケイトの頭の痛々しい包帯を
そっとなぞるように、優しく撫でるカルマ。