第12章 もう一人の転校生
がらっ
前原「お。
来た来…た?;」
男子たちが、女子たちを見た瞬間
思わず、冷や汗を流した…
その視線の先にいたのは…
ごごごごごごごごごごご、と
凄まじいオーラを出しながら、枕を構える女子たちだった
渚「あの…ケイトちゃん」
ケイト「いざ尋常に!
枕投げぇーーーーーーーーーっ!!!!!!!」
岡島「ぎゃああああああああああああああ!!!!!!!;」
『岡島あああああああ!!!!!;』
渚「って言うか、枕で殴りつけただけじゃん!!;」
ケイト「皆!
互いの動きを、打ち合わせ通り補い合えっ!!」
女子たち『ラジャーッ!!』
ギブギブギブ~!と叫ぶ三村へ
ヘッドロックしたまま叫ぶケイト。
無論、女子の同意を確認した直後
三村を枕で殴りつけて気絶させた。
渚「うわっ!;あぶなっ!!;」
茅野「ごめん^^;渚」
ケイト「ごめんなすって!」
ごすっ。
渚「うっ;」
前から茅野が、渚の注意を引き付け
それと同時に、ケイトが後ろから攻撃して気絶させた。
そうして…
男子たちは、気を失っていった…
狭間の場合
生々しい怖い話を聞かせて、気をひかせると同時に
女子たちが
それにつっこむ男子たちの後ろから枕でぶん殴って行った。
囮役、殴り役。
交互に立ち回り合いながら
完璧に追い込んでいった。
打ち合わせ通りに…
で…
カルマ「ねえ…
女子全員、俺に向かってくるなんて反則じゃない?;(苦笑」
残るは、壁に追い詰められ
冷や汗交じりで笑う、カルマのみとなった。
月明かりの中…
ケイト「カルマ…」
それに歩み寄るケイト。
カルマ「…;
(もしかして、俺もやられるんじゃ…;」
枕を持ったまま近寄ることで、不安にかられるカルマ。
だが…
ケイト「眠い…」
ぽすっと、カルマの胸へ倒れ込みながら言うケイト…
『ええーっ!!??;』
女子たちは、声をあげ
カルマもまた、冷や汗を流しながら
軽く、ぽかぁんと
あっけにとられた表情をしていた…