第12章 もう一人の転校生
その道中
ケイト「いいか?
一番問題の岡島は私がする。
あとは、前後のペアで
隣り合った席の男子たちを主に
連携し合って倒していけ!!」
『おおーっ!!』
茅野「こういう時って、本当に頼りになるよね^^」
矢田「だよねぇ^^」
で…
カルマ「先についちゃったけど、どうする?
やっぱり、男子と女子とで分けて寝た方がいいんじゃない?」
岡島「何言ってるんだ!!!!」
渚「え;」
岡島「一緒に寝るに決まってんだろ!!
白い肌!胸!上気にあがった赤らんだ顔!!
そんなものを見ずにして眠れるかあああ!!!!(くわっ」
磯貝「とりあえず、やっぱり別れた方がいいんじゃないのか?;」
前原「そうだよなぁ;
流石にそれは、女子たちがただじゃおかないだろ;(汗」
岡島「俺は一緒に寝たいんだよぉ~!!!!;」
三村「うるさいって;
っていうか
カルマは、何だってケイト以外選んだんだ?
気になる女子ランキングでさ」
カルマ「ん?もしもだよ。
付き合うつもりなんか、欠片もないよ?
ケイトがいなかったら…
きっと、今の俺はいなかったと思うし…
だから俺には、ケイト以外考えられないしさ。
やっぱ…
ケイト以外の女子は、俺にとっては全員恋愛対象外で。
それ以外
何もいらないってぐらい…好きなんだ(微笑」
月を見ながら
別れ際の時に見た、空を思い出す…
夕暮れでいても、見えていた月…
そして今日、同じ月を見ながら…
共に、想いを確かめ合ったことも…
それを見ながら
前原が、カルマに『一途』って言ったのは
なんとなく聞かなくても解っていたのとのことで
男子全員が、理解した。
杉野「やっぱ…
相当強いんだな、カルマとケイトの絆も、力も…想いも」
カルマ「当ったり前じゃん。
そうじゃなきゃ、結ばれてなんかはいないでしょ?(微笑」
杉野「そうだな^^;」
渚「やっぱり…
ちょっとうらやましいなぁ(微笑」
カルマ「ん?何が?」
渚「そういう風に…
全部、包み隠さず分け合えている人ってさ…
全部、理解し合えてるって感じがして…
ずっと、ありのままでいられて…
本当に、羨ましいなぁって思うんだ^^」
そうして…
大部屋で
同意しながら、笑顔で月を見上げる男子たちだった。