第3章 赤羽業(あかばねカルマ)
殺せんせー「赤羽業くん、ですね?
今日から停学明けを聞いていましたが
初日から遅刻はいけませんね(ぶっぶー」
その直後、殺せんせーの顔が
紫で、バツのマークになった。
カルマ「あはは(苦笑)
生活のリズム戻らなくて…
下の名前で気安く呼んでよ。
とりあえず、よろしく先生(微笑」
そう言いながらカルマは
右手を差し出し、握手を求めた。
殺せんせー「こちらこそ。
楽しい一年にしていきましょう(微笑」
そして、殺せんせーが気軽に握手をした。
しかし、
その瞬間、殺せんせーの触手が溶け、
殺せんせーは驚愕する。
その動揺を見て、
一瞬でカルマは隠し持っていた
殺せんせー用ナイフを取り出し、
殺せんせーに攻撃した。
それを避けた殺せんせーを見て、
嬉しそうにカルマは言った。
カルマ「へぇ、本当に速いし、
本当に効くんだ、このナイフ。
細かく切って貼っつけてみたんだけど
けどさ、先生?
こんな単純な手に引っかかるとか。
しかも、
そんなところまで飛び退くなんて、ビビりすぎじゃない?」
渚(初めてだ。
殺せんせーにダメージを与えた人は)
カルマ「殺せないから殺せんせーって聞いてたけど
あーれ?先生ひょっとしてちょろい人?」
殺せんせーの顔を覗き込みながら言うカルマに対し
殺せんせーは怒りを感じ、顔が赤に染まる。
茅野「ねぇ、渚。
カルマ君って、どんな人なの?」
渚「うん。
1年2年は同じクラスだったんだけど、
2年の時、
続けざまに暴力沙汰で停学喰らって、
E組には、そういう生徒も落とされるんだ。
でも、今この場じゃ優等生かもしれない」
茅野「?」
渚「凶器とか、だまし討ちなら
たぶん、カルマ君が群を抜いてる」
カルマ(逃げないでよ。殺せんせー。
殺されることがどういうことか、教えてやるよ)
そう微笑みながら、教室へと行くカルマと
教室へ入る、皆だった…