第3章 赤羽業(あかばねカルマ)
そう言うケイトに対し…
カルマ「よぉ、渚くん。久しぶり(微笑」
渚「カルマくん。帰ってきたんだ」
カルマが渚へ呼びかけ、渚が驚きながら言うと
それにカルマは、にこりと笑った。
ケイト「へぇ~。
転入生のもう一人、赤羽君かぁ」
カルマ「ジー)君ってさ…
筋肉の全部を、効率的に使って
あんな動きを可能にしてるんだよね?
縮むのと弛むのと、瞬時に置き換えながら」
ケイト「おお~。
それを見抜いたかぁ」
カルマ「それと…
動き全部を、繋げているよね?」
ケイト「ピクッ)…」
顔を近づけながら尋ねるカルマに対し…
ケイト「そこまで見抜いたか^^;
風月流格闘術の心得は
『動きの流れを全て掴み、己のものにし
自身の筋肉や、力や速度の伝達…
全てを0にとどめることなく、生かし切ること』にある。
って言っちゃいけないんだった;」
カルマ「へえ。嘘付けないんだね^^
まあ大丈夫でしょ。
言ってマネできるほど簡単じゃなさそうだし…」
渚「確かにそうだよね;(頷く」
カルマ「それと、呼び方はカルマでいいよ。田中さん」
ケイト「ありがとう、カルマ君(微笑)
私のことはケイトでいいよ」
カルマ「じゃあ、ケイトちゃんって呼ぼうかな(微笑」
ケイト「よろしく^^」
カルマ「こちらこそ(微笑」
そうして、握手を交わす二人だが…
それは左手同士でだった。
カルマ「左利きなの?」
ケイト「正確には、利き腕かな。
だって…何か攻撃しようとする意思を感じるし(右手で」
カルマ「っぷw
そういう所まで感じ取ることが出来るんだ(にやにや)
すっごいね^^(助かるよ(微笑」
ケイト「いやいや。
むしろ、それを自然に出来る方が凄いよ。
自然で過ごすことで身につけた
察知能力やらが無かったら、やられてたかもだし」
カルマ「へえ…じゃあ、助けたつもりだったんだ」
ケイト「まあね…」
そんな中
二人の間に入ってくる人がいた…