第11章 転校生の時間
次の朝…
元通りになった律は、目を醒ましていた。
律「おはようございます、皆さん」
転校初日時と、同じような真顔で言う律。
烏間「生徒に危害を加えないという契約だが、
今度は改良行為も危害とみなすと言ってきた。
君らもだ。
彼女も縛って壊れでもしたら、賠償を請求するそうだ」
寺坂「ちっ」
烏間「持ち主の意向だ、従うしかない」
殺せんせー「持ち主とはこれまた、やっかいで…(汗)
親よりも、生徒の気持ちを優先させたいんですがねぇ」
そして、授業が始まる。
杉野(ダウングレードしたってことは…)
磯貝(また始まるのか?あの、一日中続く)
寺坂(はた迷惑な射撃が…)
すると、律は起動し始めた
渚(…来る!)
そう直感し、
殺せんせー(来た!)
そう顔を上げる殺せんせー…
しかし…
そこには花だらけの律がいた
律「花を作る約束をしていました…
殺せんせーは、
私のボディに、計985点の改良を施しました。
そのほとんどは、マスターが暗殺に不要と判断し
削除、撤去、初期化してしまいました。
しかし、学習したE組の状況から
私個人は、協調能力が暗殺に不可欠な要素と判断し
消される前に、関連ソフトをメモリの隅に隠しました」
殺せんせー「すばらしい!
つまり律さん!あなたは」
律「はい!^^//
私の意志で、マスターに逆らいました!」
それに微笑む渚と茅野。
カルマ「ははっ、やるねぇ(微笑」
カルマもまた笑っていた。
ケイト「うん(微笑)
(本当に、よかった…(微笑」
律「殺せんせー、
こういった行動を、反抗期というのですよね。
律は…いけない子でしょうか?」
不安そうに律は、そう殺せんせーに聞く