第2章 昼休み
全員に共通して言えることは…
見えていたのは、拳の嵐。
右手一本でバランスをとりながら蹴り上げる所。
前へと倒れ込むような体勢で、烏間が空中に浮いた所。
着地の時点で
ケイトが両腕で、烏間の両足を
両足先で両肩を、両膝で両腕を
完璧に、押さえ込んでいた所。
それだけだった…
そうして…
殺せんせーに説明を受け、
遅れながらも
その場は、生徒たちの歓声の嵐に包まれた。
「すげーじゃん!!」
「どうやって修業してたの!?」
ケイト「最初の修業は、3歳だったなぁ。
ちょうど、この季節の時に
海に一人で取り残されて
三週間、一人で生き延びなければいけなくて。
そんな調子で、砂漠、ジャングル、サバンナ
様々な環境で生き延びれる『頑丈な体作り』から始まり
その後、4歳から『実戦』を取り入れて
5歳で技を教わって…
6歳で、自分なりの奥義を生み出して…
今の次元に辿り着いたのは、ちょうど7歳の時だ」
『早っ!!;すごっ!!;』
その事実により
なおさらに、全員が驚愕するのだった。
その後…
ケイト「烏間先生、意外と強くて楽しめたなあ^^
他の人たち、全員一瞬で終わるから;」
殺せんせー「そういうことなら
私にやってみて下さい。
マッハ20を出せる私なら、不可能はありません!(キラン」
渚(凄いこと言い切ったなぁ;(汗))
ケイト「とりあえず…
すっごく『とげとげしい視線』を向け続ける
あの赤髪の人は誰?E組への転入生?;(汗」
その視線の先には…
たたずみながら、こちらを見下ろす
赤髪の『制服姿の男子生徒』がいた…