第10章 修学旅行の時間
その後…
唇を、そっと重ね合わせる
月明かりのもと…
確かな想いと共に…
そんな時を過ごしながら
足湯から上がる二人。
それから、廊下を共に歩き
カルマ「じゃあ
俺はそろそろ、部屋に行くね。
はい、ジュース(微笑」
ジュースを投げ渡すカルマ
ケイト「ありがとう^^
じゃあ…またね(微笑」
それを受け取り、手を振るケイトに
カルマ「うん(微笑」
頷きながら軽く振り返し去っていくカルマ
で…
中村「やるじゃないケイトォ!!^^」
ケイト「ぎゃああああ!!!;(ビクッ」
不破「で!?恋の進展は、どんな感じ!?」
ケイト「え!?;え!?;」
後ろから中村に、肩を左手でたたかれ
正面から不破に問い詰められ
凄く騒がしくなる廊下…
その声を聴いて、歩きながら
ジュースを開けて、一口飲み
カルマ(ほんっと…
ケイトといると、安らぐなぁ)
微笑みを浮かべながら
満足げに大部屋へと、去っていくカルマだった…
そんな頃、男の大部屋では…
「気になる女子ランキング」をやっていた。
前原「やっぱ、一位は神崎かぁ…
まあ、嫌いな奴はいないわなぁ。
で?うまく班に引き込んだ杉野はどうだったん?」
杉野「それがさぁ;色々トラブルあってさぁ。
じっくり話すタイミングが少なかったわ;」
前原「あー。なんか大変だったらしいなぁ。
ケイトが頭包帯まいてる時は
『何があった!?』って思ったけどさ(苦笑」
三村「気になるのは、誰が誰にいれたかだよな。
っていうか、ケイトにいれる人いないのは…」
『彼氏のカルマに
なに仕返しされるか、解ったもんじゃないからだよなぁ;(汗』
そんな時…
カルマ「はくしゅっ…
少し、外の足湯に長くつかり過ぎたかなぁ?」
くしゃみをしながら、一人呟いていた…