第10章 修学旅行の時間
ケイト「へぇ~。
そんなことあったんだ」
カルマ「覚えてない?」
ケイト「覚えてない」
カルマ「あっはっはっ^^
人に助けられた時はよく覚えてるのに
人を助けた時のことは全く覚えてないんだ(微笑」
ケイト「ん~;
だって、人として当然のことをしたって思ってるし;(汗」
カルマ「そういう所ごと…
好きになったんだよ、俺は(微笑)
だから…本当に感謝してるんだ^^」
ケイト「私も…
本当に感謝してるんだ。
カルマがいなかったら
きっと、見落としたままだった…
『幸せになっちゃいけない』って言われて…
『化け物なんだから、死なないといけない』って言われて…
実際
死に掛けて、殺されかけて…
一人だけ生き残って…
こんな私が
幸せになっていいなんて思えなかった…
幸せなんて
望んじゃいけないものなんだって、思ってた…
そして…
知らず知らずのうちに
私の幸せを望んでくれる人たちを、不幸にしていた…
だけど…
ソフィア母さんと同じ言葉を、カルマがくれた(微笑)
自分を殺すような真似はしないでって
同じ意味の言葉…
きっと、ここに来れたのも
E組で、こうやっていられるのも…
今、私が
カルマと付き合っていることも…^^」
足湯に映る月を見て言い、笑うケイト
それにカルマは
カルマ「そうだね(微笑)
俺は…
ずっと、こうしていたい…
ケイトは、どう?//(微笑」
右手で上から、ケイトの左手を握り
頬を軽く赤らめながら尋ねるカルマに
ケイト「…//(にっ)
私もだよ^^//」
一瞬ほうけた後、ケイトは笑顔を浮かべ
いつもの朗らかで、
とても澄んだ目で、心で…
月明かりの下
共に笑顔で、応え合うのだった…
不破「キャー!♪ロマンチック!//」
中村「静かに!//ばれるでしょ!?//」
そんな中
すっごく小声で話し合う覗き二人がいたとか…
(殺せんせーを探して、着いたそうな)