第10章 修学旅行の時間
杉野「なんで泡風呂、入ってんだよ…;」
渚「入浴剤、禁止じゃなかったっけ?;」
殺せんせー「これ、先生の粘液です」
中村「は?・・」
殺せんせー「泡立ちようゆえに、
ミクロの汚れも浮かせて落とすんです」
杉野「ほんと、便利な身体だな;」
中村「でも、甘いわ。
出口は、私たちが塞いでいる。
浴槽から出る時、必ず私達の前を通るよね?
殺すことが出来なくても、裸くらいは見せてもらうわ(微笑」
そう不敵に笑いながら
対せんせー用ナイフを構える中村に対し
殺せんせー「そうはいきませんせー!」
風呂の水を固め、立ち上がる殺せんせー。
中村「煮こごりか!!」
殺せんせー「おっと、湯冷めしてしまいます(微笑)
にゅるっふっふっふっふっ」
殺せんせーは窓から逃げてしまった。
渚「逃げた…;」
岡島「中村…この覗き空しいぞ」
渚「修学旅行で皆の事、いろいろ知れたけど…^^;」
岡島「殺せんせーの正体は…全然迫れなかったな…;」
杉野「大部屋でだべろっか」
そんな風に
E組が、ゲームから覗きまでやって遊んでた間…
湯上りの二人は(そのうち一人は、シャワーのみ)…
足湯に両足をつからせ、まったりしていたそうな…
その二人は…
ケイト「はぁ~。いい月夜だねぇ~」
カルマ「おばさんくさいよ、それ^^」
ケイト「ガーン!)ええ!?;」
カルマ「あははは^^」
ケイト「ズーン)ひどい…;」
そう肩を落とすケイトに対し
カルマ「冗談だって^^ほら、元気出してよ」
満面笑顔で、ケイトの頭に左腕を回し
その手で軽く、その頬を引っ張った。
ケイト「まったく…
でもさ…今日はホント、色々あったよねぇ(微笑」
月を眺めながら、そういうケイトに
カルマ「うん(微笑」
同様に眺めながら言うカルマ。
ケイト「私…
今まで、色々あったけれど…
ここにきて、本当によかった。
ここにきて、E組に入って
今ここにいられて…
今、本当に幸せ一杯だよ//(微笑」
そう言いながら
隣のカルマの左手に右手を伸ばし、
嬉しさと幸せで、頬を赤く染めながら
そっと手を重ねるケイト。