第18章 球技大会
休み時間ミカちゃんにバスケに出ることを伝えると。
なんでなんで!と言って肩を揺さぶってきた。
『ごめんって、ちょっとバスケやりたくなっちゃって!』
「残念!美希!頑張ってよ!」
そう言って応援してくれるミカちゃんに思い切り抱きつく、ミカちゃんは頭を撫でてくれてとても優しかった。
本当に、持つべきものはミカちゃんだよ!
「ちょっといいかな?美希さん?」
名前が呼ばれて振り抜くと倉石くんがいた。
さっき喋った、時とはすごい変わりっぷりで別人だなと、思った。
「ちょっと来てくれない?」
ニッコリとわらった。だけど目が笑ってなくて「おい、絶対こいよ」と言われてるようなものだった。