第18章 球技大会
授業中、倉石くんが腕をツンツン突いてきた。何かと思って振り向くと意地悪そうな笑みを浮かべた。
『えっ?なに?倉石くん!』
「明日さ…球技大会なんだ、美希バスケでろよ。そうじゃなきゃ、お仕置きだからな」
うぇ!?またお仕置きですか!?理不尽だ!私が運動音痴ってわかってると思うのに!
『わかったけど…それだけでいいの?バスケするだけで!』
「おう、バスケで1点決めろ」
そう言っ倉石くんはニヤニヤと笑った。
っー私だって1点くらい取れるもん!…………多分だけど!
私は 頑張らなきゃと頬を叩いたら先生に当てられた。
それを見て倉石くんはさっきとは違う天使みたいな笑顔をした。