第18章 球技大会
倉石くんのあとをついていくと、あまり使われていない倉庫のような場所だった。薄暗くて埃っぽいそう思っていると倉石くんが口を開けた。
「お前…なんか勘違いしてるだろ…美希、バスケのときこれ入れてなきゃいけないんだぜ?」
そう言ってピンク色の小さな物体を取り出してきた。
『?なにそ…れ、倉石くん…』
「あっ?ローターだよ、」
倉石くんは少しずつ近ずいてくる。私はゆっくりと後ろに後ずさっていく。
だけど置いてあった机にぶつかってへたり込んでしまう。
私がへたり込むと倉石くんもしゃがみこんで来た。
「今日1日試してみよっか。」
そう言って強引に押し倒してきた。