第16章 名前で呼びたくありません!
『んー!あっ…ふぅ…やめ…って』
唇を噛んで声が出るのを抑えようとしても口から喘ぎ声が漏れる。
「ちゃんとしろよ、声聞こえるぞ?」
そう言いながら倉石くんはニヤついていきなり指を奥に入れてきた。
『ふぁ!ッツー!』
ダメ!みんなに声聞こえちゃうよ……!
「おい、涼風大丈夫か?」
先生が私の声に気付いて話変えてくる。
『っ…あっ…だい…丈夫です!』
私が話すとの同時に倉石くんが指を二本私の中に入れてきて、怪しまれないようにしようとしても声が途切れ途切れになってしまう。
「おう、そうか、やばかったら言えよ」
そう言って先生は授業を再開した。
『本…とに…っぁ!やめて…んふ、倉石くん…!』