第14章 1人増えて3人になりました
「つか、こんな時間なんだけど…腹減った」
時計を見ると8時を過ぎていた。
えっ!もうこんな時間なんだ!早くご飯作らなきゃ!
そう思って慌ててキッチンに向かう。すると倉石くんが後ろからついてくる。
『えっ?なに倉石くん!?』
「いや、気にしないで」
えーー!気にしますよ!当たり前じゃないですか!怖いよ!倉石くん、何するかわからないんだもの!
私は倉石くんの視線にビクビクしながらもエプロンをきた。
「もっと色っぽいの着ろよ…裸にエプロンとかよ」
『もうっ倉石くんは向こうにいてよ!』
私は倉石くんの背中を押してキッチンから遠ざける。
そして私はレシピブックを取り出した。