第18章 球技大会
『ぅわっ…こんな…のぉ、…おかし……くっ、』
私は足がガクガクと震えている状態でも、なんとか立っていた。
…あと、少しで授業始まっちゃう…行かなきゃ…
一歩、足を踏み出すたびにものすごい刺激が私を襲ってくるがそれを耐えて歩き出す。
廊下を歩く時はできるだけ声を抑えて、なるべく普通にしようとするけど、顔が紅潮して、息も大きく乱れる。
『ん、……はっ、ぁぁ…はぁ…っ!』
私が教室に着くとチャイムが鳴り響いてみんなが席に座る。
ミカちゃんは私に気づいて手を振ってくれた。だけど私にはそんな余裕がなくて笑うしかできなかった。
椅子に座るとちょうど先生が来た。