• テキストサイズ

時と光と風の中で

第6章 恋の策謀事件(上)


2時間目は体練術の授業でバックギャモンというゲームを行った。バックギャモン は基本的に二人で遊ぶボードゲームの一種で、盤上に配置された双方15個の駒をどちらが先に全てゴールさせることができるかを競う。バックギャモンは世界最古のボードゲームとされるテーブルズの一種です。
「さて、今日の授業はバックギャモンというゲームをやります。」
ギュム先生からゲームの説明がなされ生徒達はまず寮の部屋ごとに分けて行った。ケンタウロスはユニと組んで行ったがユニがめきめきとライバル心を燃やしてきたので負けられない試合となった。
「馬人間には負けないぞ。」
「だから僕はケンタウロスだって!」
ケンタウロスが必死になって試合に臨んでいるとワル3人が邪魔をしてきた。
「なんだよ。やるなら向こうでやってくれよ。」
ケンタウロスが注意するとへらへらしながらごめんと謝って3人は去って行った。あの3人はどうして感じが悪いのかと思った。
それから3時間目はネロ先生による音楽の授業だった。ネロ先生は学校の先生の傍ら歌手活動もなさっており新曲を聴かせてくれた。
授業中は拍手と先生への質問が飛び交い、笑顔に包まれていた。そんな中ヘルメスはどこか浮かない顔をしていた。
「なんで・・・あいつが。」
ヘルメスの呟きもみんなの歓声でかき消されていた。
「今に見てろよ。」
この時は誰もが知る由もなく気がつきませんでしたがヘルメスは既にあることを計画していたのだ。そのあることとは一体何なのでしょうか?そんなヘルメスの過去に迫っていきましょう。


/ 261ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp