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時と光と風の中で

第5章 ホーラの女神様達


オリンピア祭は無事に終わったが、ここではホーラの女神様達を中心に留学してから今までのことを振り返っていきたいと思う。
さて、みなさんは留学生として来たホーラの女神様達を覚えているだろうか?彼女達は 秩序の女神 のエウノミアー、正義の女神のアストライア、平和を司る女神のエイレーネーそして祈りの女神のエレテーの4人だ。

さて、生徒達が徐々に張り紙事件で騒いでいる頃エウノミアーはため息をついていた。
「なにか私達にで来ることはないのかしらね?」
するとそこにアストライアがエウノミアーのところにやって来た。
「どうしたの?」
「だって、ガイアやアフロディティに相談されたじゃない?張り紙事件のことよ!私達は留学生としてもここへ来たけれどホーラ一族がここで団結すると気じゃないかと思うのよ。」
「なるほどね。」
2人は窓の外を見つめながら言った。
なんとかしてあげたいと思っていてもなかなか行動に移せないのが腹が立つと言うエウノミアーとそれをなだめるアストライア。しばらく2人はあれこれ話し合っていたがその場を離れて歩き出した。
今回留学生としてやってきたホーラの女神様は4人だ。
その中の一人エウノミアーはギリシア神話に登場する女神で、季節を司るホーライの1人だ。長母音を省略してエウノミアとも表記される。ゼウスとテミスの娘で、ディケー、エイレーネーと姉妹。秩序を司るということだね。。ここで疑問に思ったのはゼウスの娘であるということだ。ここではゼウスはまだ子供で結婚もしていません。なので彼女達は未来から来たことになる。ゼウスここでは幼少期の名前がディオニューソスなので未来の娘に会うなんて新鮮ですね。しかしディオ少年はまさか自分の娘が来ていたなんてこの時は気がついていません。そして留学生の中にエレイーネとエウノミアーとアストライアー(ディケーとも言います)がいるということは3人は姉妹なんですね。エレーテは姉妹じゃありませんので気をつけてくださいね。

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