第4章 Run at full speed!!
学校まで向かうと学校が異様な空気に包まれていた。
「何だ?こんな学校見たことないぞ。」
ディオが不思議そうにそう言ってみんなに学校の中に入ろうと促した。
学校の中に入るとエリゴスとサタンがぐったりと倒れていた。
「ちょっと2人ともどうしちゃったのよ?」
ウンディーネとアフロディティーが2人の体を揺すった。
「うわあ。君達は何なんだ?余計なことはするな!」
サタンがゆっくりと起き上がってそう言ったが右手は頭を抑えていた。
「余計なことってなんだよ。病院までわざわざヘルメスが来て知らせてくれたんだぞ。学校が大変なことになってるって聞いて来てみたら君達が倒れていたから。一体学校で何があったって言うんだよ?」
マールスがサタンの胸ぐらを掴んだ。
「やるのか?」
マールスとサタンが喧嘩腰になったのでみんなで必死に2人を止めた。そこにエリゴスも起き上がった。
「アマイモンが退学するって本当なの?」
ウンディーネがワル2人に聞いた。
「それなんだよ。でもお前らはワルが1人減って清々するんだろうな。別に来なくても良かったのに。」
サタンが嫌そうな顔をしたのでガイアがサタンの顔を平手打ちした。
ぱあん。
「いてえな。何するんだよ。」
サタンが頬をさすりながら怒鳴った。
「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょう。あなた達はアマイモンの友達でしょう?だったらなんとかする方法を考えなさいよ。私達だって本当はこんなことしたくないけどあなた達を見ているとイライラするのよね。」
ガイアはサタンが怒鳴ったのを無視して叫んだ。
「アマイモンは今どこにいるんだ?」
ディオがワル2人に聞いたが2人はわからないと首を横に振った。
とにかくここでじっとしていたら時間がもったいないためアマイモンを手分けして探すことになった。
色んな先生にもアマイモンの居場所を聞いて回った。エリゴスとサタンも渋々アマイモンを探すのに協力してくれた。
アマイモンは無事なのか?退学は免れるのか?必見です。