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時と光と風の中で

第4章 Run at full speed!!


「みんな、大変だ。」
そこに走って来たのは伝令使ヘルメスだった。
「どうした、ヘルメス?」
ディオがヘルメスに向かって手を振った。
「大変?何が?」
ユニが不思議そうにヘルメスを見つめた。
「アマイモンがもしかしたら退学になるかもしれないって。」
「なんだ。そんなことか。悪魔が1人減って清々するじゃないの。」
ガイアは呆れて言い放った。
「でもこれを聞いたサタンとエリゴスがひどく落ち込んでて、学校がとにかく大変なことになってるだ。」
ヘルメスはとにかく慌てていた。
「学校がひどいことになってるってどうひどいんだよ?ちゃんと説明してくれないとわからないだろう?」
ディオが首をかしげた。
「学校がサタンとエリゴスの作り出してる空気で黒い何かで覆われていて・・・とにかく行けばわかるから。」
ヘルメスがあまりにも必死だったのでケンタウロス以外は病院を出て学校へ向かうことになった。
「ケンタウロスは退院手続きがまだ済んでないし病院にいた方がいいかもしれないわね。」
「うん、そうするよ。」
ウンディーネの言葉にケンタウロスは頷きみんなに手を振ってしばらく別れた。そしてウンディーネ達は急いで病院を出るとチャリオットに乗って学校まで向かった。

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