• テキストサイズ

時と光と風の中で

第4章 Run at full speed!!


外はだいぶ日が暮れていたのでケンタウロスとディオは夕食にウンディーネ達と合流する事になった。
そしてディオとケンタウロスは夕食時に席に着くとギュム先生と話した事を彼女達に話した。

「ああ、やっぱりね。」
食事をしながら女子達は頷いた。
「通りでおかしいと思ったのよね。それで先生はエリゴスに会ったんでしょう?」
ガイアはケンタウロスに聞いた。
「そう言ってたね。でもドーピングのことを聞きだそうとしたら逃げられちゃったみたい。」
ケンタウロスは苦笑した。
「なんて足の速いやつなんだろう!」
アフロディティががっかりしてそう言うとディオが呆れてこう言った。
「悪の騎士だから仕方ないのかもね。でも今まで走る競技は色々行ってきたけれど、たぶんあいつにあれこれ聞いても騎士で足が速いのを理由にするだけだと思うなあ。」
ディオは食事をしながら思い起こした。
「じゃあ、アマイモンとサタンはどうかしら?もしもあの2人もドーピングしてたらびっくりだけどそれ以前にエリゴスがドーピングしてたら知ってるはずよ。だってケンタウロスがエリゴスと賭け事を交わしている時に2人もいたから見ていたはずよね?」
ウンディーネはみんなに意見を求めた。
「確かにそうだったね。3人よれば文殊の知恵って言うし3人で企んだことだったのかそれともエリゴスが父親に頼んだとか?あいつのことだからやりそうだよね。」
ケンタウロスは見なした。

みんなが食事をしながら考えているとそこにマールスが通りかかったのである。
「やあ、みんなどうしたの?」
マールスがそう聞いたのでガイアは話していたことを彼に話した。
「あなたはだあれ?」
アフロディティがマールスに聞きいた。
「自己紹介が遅れてごめんね。やあ、僕は戦と農耕の神のマールス。パシフィスタの寮に入っているんだ。」
ウンディーネ、アフロディティ、ディオが彼と挨拶を交わしマールスも加わりさらに賑やかになった。
「マールスは寮は違うけれど私の友達なの。」
ガイアがウィンクした。
「そういえばあの時はどうもありがとう。」
ケンタウロスが思い出してマールスにお礼を言った。
「ケンタウロス、気にしないでくれ!それでさっき聞いた話だけどエリゴスが何だって?」
マールスがみんなに聞きいた。





/ 261ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp