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時と光と風の中で

第2章 真実とは何か?


「Gang ût, nesso,mit nigun nessiklînon,ût fana themo margę an that bên,fan themo bêne an that flêsg,ût fana themo flêsgke an thia hûd,ût fan thera hûd an thesa strâla.Drohtin, uuerthe so!」
ディオが唱えたのはメルゼブルクの呪文だ。
ディオがそう呪文を唱えると蟲や9匹の仔虫が続々とデマゴーグの体にへばりついた。
呪文により飛び出した蟲はネッソという蟲らしい。体内から出よと命じ、それを受取る器の一種としての矢に誘いいれようとするものである。
「うわあああー。」
デマゴーグがそう叫んであたふたしているとオリエンスがすかさずディオに反撃をした。
「A snake came crawling, it bit a man.Then Woden took nine glory twigs,Smote the serpent so that it flew into nine parts.There apple brought this pass against poison,That she nevermore would enter her house!」
「これは九つの薬草の呪文の?」
デュシスがオリエンスを凝視した。
オリエンスが呪文を唱えると何匹かの蛇が這い出てきた。
「うわああ。」
ディオが驚いて後ずさりした。
そこにエレーテが祈りの呪文を唱えた。しかし呪文は跳ね返ってしまった。
ケンタウロスも必死に戦った。
やがてオリエンスの仲間が加わりさらにややこしくなっていった。
「どうすれが書を取り返せるんだ?」
ケンタウロスはあともう少しのところで一歩及ばないことに悔しさをにじませていた。


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