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時と光と風の中で

第11章 進級~新しい出会い~


次の日、ケンタウロス達は朝食を済ませ学校の授業へと向かっていた。
「えっと1時間目は何だっけな?」
キューピッドが頭をかいて考えているとケンタウロスが”歴史学だよ”と教えてくれた。
こうして1時間目が始まった。
「みなさんごきげんよう。さっそく授業を始めましょう。」
教室にはヘロドトス先生が入って来て1時間目の授業が始まった。
「この日はトロイア文明について学んでいくぞ。教科書の35ページを開きなさい。」
先生に言われた通りに教科書を開いた。
「中でもイリオスは、ギリシア神話に登場する都市である。イリオン、トロイア、トロイ、トロイアーなどとも呼ばれる。現在のトルコ北西部、ダーダネルス海峡以南(同海峡の東側、アジアにあったとされる。遺跡の入り口には、有名な『トロイの木馬』の複製が建てられている。」
先生がそう説明しているとディオが手をあげ質問した。
「先生、トロイアの木馬とは何ですか?」
「よく聞いてくれたな。トロアイアの木馬とはギリシア神話に登場する装置である。トロイの木馬とも言われる。トロイア戦争において、トロイア(イーリオス)を陥落させる決め手となった。木でできており、中に人が隠れることができるようになっていた。 転じて、内通者や巧妙に相手を陥れる罠を指して「トロイの木馬」と呼ぶことがある。」
先生はそう言って黒板に書き始めた。
「まず、アガメムノーンのことだが、トロイア戦争におけるギリシア軍の総大将である。それからイーリアスは長編叙事詩で、最古期の古代ギリシア詩作品である。ホメロス先生が作ったともいわれているそうだ。まあ、本人は噂だと言っているがな。ギリシア神話を題材とし、トロイア戦争十年目のある日に生じたアキレウスの怒りから、イーリオスの英雄ヘクトールの葬儀までを描写する。ギリシアの叙事詩として最古のものながら、最高のものとして考えられている。叙事詩環(叙事詩圏)を構成する八つの叙事詩のなかの一つである。」
こうして1時間目の授業が終了した。
「おっと、今日はここまでだな。続きは次の週だ。それでは!」
先生が教室から去って行くと生徒達の話声で溢れた。

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